2017年3月12日訂正②
訂正箇所
コラム集1のコラム3の秋田方言とアイヌ語の関係における、
「東北方言から取り入れられたと思しきアイヌ語一覧」の
⑥ショーンカ゚ヅ→ソンカチを、
以下の記述を訂正いたします。
訂正前(黄色マーカーの初め「アイヌ語では」以降を修正)
ずばり「ショーガツ」=「正月」のことです。「ショーガツ」→「ショーンカ゚ヅ」→「ソンカチ」という変遷を経たのでしょう。
…ってちょっと待った。流石に飛躍しすぎだろう!まぁ、そうなりますよね。えーっと、あれですよあれ。アイヌ語では、「シャシュシェショ」の発音がないんです。ついでに「ツァツィツゥツェツォ」の発音もありません。
なので近い音で代用して、「シャシュシェショ」→「サスセソ」、「ツァツィツゥツェツォ」→「たてぃとぅてと」に読み換えるのでしょう。
訂正後
ずばり「ショーガツ」=「正月」のことです。「ショーガツ」→「ショーンカ゚ヅ」→「ソンカチ」という変遷を経たのでしょう。
…ってちょっと待った。流石に飛躍しすぎだろう!まぁ、そうなりますよね。えーっと、あれですよあれ。アイヌ語では、「シャシュシェショ」と「サスセソ」は同音扱いで、区別しないんです。ついでに「ツァツィツゥツェツォ」の発音はそもそもありません。
なので、「シャシュシェショ」=「サスセソ」となり、「ツァツィツゥツェツォ」は、音的に近い「たてぃとぅてと」に読み換えるのでしょう。
一見なにが変わったかわかり辛いでしょうから、簡単に解説。
アイヌ語では、「シャシュシェショ」の発音がない
という発言を
アイヌ語では、「シャシュシェショ」は同音扱いで区別しない
に訂正したのです。
発音がないのと区別しないのとでは雲泥の差ですからね。
こことそれに関係する部分を訂正いたしました。
訂正理由
最近アイヌ語関連を本を読む機会があって、「サシスセソ」と「シャシシュシェショ」がアイヌ語的には同音扱いだったという事実を知ったことにより、訂正しました。
今日のアイヌ語講座では、アイヌ語のsasisusesoは日本語と全く同じ音で「サシスセソ」と読ませるのですが、それで私もてっきりシャシュシェショの音はないのだと勘違いしていました。
でも正しくはないのではなく同音扱い。要は「サスィスセソ」に読んでも「シャシシュシェショ」に読んでもどっちでも正解だったんですね。
なるほど、考えてみれば歴史上出て来るアイヌの人物「シャクシャイン」「コシャマイン」など普通に「シャ行音」ですものね。シャ行がないわけないですね。