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川柳で学ぶ伸縮自在の秋田弁開講

川柳で学ぶ伸縮自在の秋田弁開講

 みなさんこんばんは。齶田浦です。

 

 秋田県のNHK放送では、けっこう前から「秋田弁de川柳」なるものがやっていますが、それを見て、ふとした思い付きがあったので、気休めに簡単な短い新講座を始めることにしました。

 

 ズバリ、タイトルは「川柳で学ぶ伸縮自在の秋田弁」

 

 秋田弁川柳を読んで、それをもとに秋田弁のリズムというものを味わいましょうという、ゆるい講座です。

 

 その目的秋田弁の「リズム」の習得。以下、より詳しく目的の説明をしていきたいと思います。

1.本講座の目的は秋田弁の「リズム」を味わい、楽しみながら習得することに在り!

 方言と言えば「訛り」「方言単語」「独特な文体」を思い浮かべるかもしれませんが、言語というものにはそれ以外にも、それぞれ独特なリズムというものがあります

 

 たとえ言語の発音を覚え、単語を覚え、文法を覚えたとしても、その言語のリズムをつかめなければ、読むにもぎこちなく、聞くにも大変と色々困難が出てきます。

 

 秋田弁に関してもそれは同じことで、秋田弁はそのやや特殊なリズム故に、文法的には標準語とたいして変わらないにも関わらず、さながら外国語かなにかのように「何言ってるのかさっぱり分かんない」ということがよくあります。

 

 特に電車の中とかで見かけるお年寄り同士の忌憚なき純粋な秋田弁会話などは、「言葉自体は理解できるはずなのにちっとも聞き取れない…」なんてことは割とあります。

 

 そんなわけで、本講座は、このように聞き取りを困難にしている秋田弁のリズムの話に焦点を合わせて、なんとか、秋田弁への理解をより深いものにしていこうという目的で開講する次第であります。

2.何故川柳で学ぶの?

 みなさんは、川柳のリズムと言えばなにを思い浮かべますか?

 

 俳句は「5・7・5」、短歌は「5・7・5・7・7」とは、学校かどこかで習った人も多いかと思いますが、川柳は俳句と同じく「5・7・5」で終わります。

 

 で、この「5」とか「7」とかいうのは、音の数を表していますね。

 

 たとえば、「新聞紙」なら、「し・ん・ぶ・ん・し」で5音、「選手宣誓」なら、「せ・ん・しゅ・せ・ん・せ・ー」で7音となります。

 

 そして、標準語の場合ですと、「ん」とか「ー」とかも含めて、1音当たりの音の長さというのが全部同じです。「せ」も「ん」も「せ」も「ー」も、すべて同じだけの長さで発音するようになっているかと思います。

 

 …ですが!

 

 実はこの1音当たりの音の長さいうのは、標準語と秋田弁とでは、微妙に違いがあります

 

 本講座では、その違いを、川柳を通して学んでいこうというわけであります。

・なにはともあれやってみよう!

 さて、本講座の目的と内容についての説明を述べたところで、前置きはここまでにしましょう。

 

 あとは各自で、各課を読み進めて行ってください。全5課程度(予定)という破格の短さで終わる講座ですが、秋田弁のリズムを知る分には十分な内容となっているはずです。

 

 講座記事一覧は、こちらから、どうぞ。

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