秋田弁講座:読んで覚える秋田弁
みなさん、こんにちは。
置換で学ぶ秋田弁が助動詞「だ」まで行ったところで、置換で学ぶ秋田弁と並行してやりたかった講座も順次更新していこうと思い、新しい秋田弁講座のページをお作りする次第です。
読んで覚える秋田弁の勉強方法論(?)
読んで覚える秋田弁は、その名の通り、秋田弁を読みながら秋田弁を習得していこうという講座です。
日本でこそ、語学の勉強といえば、文法知識の習得が重視されていますが、ヨーロッパの語学教材などを見ると、実は必ずしも日本形式の勉強法とはなっていません。
ヨーロッパでは、自分たちの古典として、古典ギリシア語やラテン語(=古代ローマ語)を学ぶことが多いようですが、それらはギリシア人やイタリア人あたりでもないかぎりは、外国の古典語を学ぶに等しい行動です。
そんなものを学ぶのに、彼等がどんな教材を使っているのか。興味本位で古典ギリシア語やラテン語の本(海外の物)でロングセラーとなっているものを買ってみると、面白い形式のものがありました。
例えば、『LINGVA LATINA』。この教材は、ラテン語の学習書でありながら、文法説明などを含め、すべてがラテン語で書かれていました。にも関わらず異常なほど書いている内容が頭に入ってきます。何故か?
私見ですが、それはおそらく、「太郎は次郎の兄である。次郎は太郎の弟である:太郎と次郎は兄弟である。」のような、文脈上明らかな関係を、しつこいくらいに、何度も何度も平易な文章で書いてあるからだと思います。そして理解できる文を何度も読むことによって、いやでもその言語に慣れていきます。
読んで覚える秋田弁は、この『LINGVA LATINA』のような、ヨーロッパで割と広く行われている、明快な文脈を持つ簡易な文章をひたすらに読んで習得する、という勉強方法にヒントを得て作った講座なのです。
…まぁ、本場ヨーロッパの教材の精密さには足元にも及びませんが、日本語を知る人が秋田弁を習得するという程度の要求に対しては、そこそこの成果が出せる教材なのではないかと思います。
読んで覚える秋田弁記事一覧
まぁ前置きはここまでにして、どんなものかは本物の記事を読んで確かめていってもらえたらと思います。
読んで覚える秋田弁は、置換で学ぶ秋田弁と違って、いまだ原稿が未完のものが多いため、今後どれくらいの頻度で更新できるかは不明ですが、まぁ長い目で見てやってください。
読んで覚える秋田弁(試験版)記事一覧
読んで覚える秋田弁初級篇1:指定の助動詞
みなさん、こんにちは。 今回は、読んで覚える秋田弁初級篇第1課ということで、指定の助動詞「だ」について勉強していきます。 学習する順番こそ、置換で学ぶ秋田弁とは多少違う場合がございますが、学習内容自体は概ね一致しています。なので、両講座を併用しながら勉強するのもよいのではないかと思う次第です。