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無料で使えるインターネット上のアイヌ語資料・アイヌ語教材のご紹介(アイヌ語を勉強・学習したい人のために)

無料で使えるインターネット上のアイヌ語資料・アイヌ語教材のご紹介(アイヌ語を勉強・学習したい人のために)

みなさん、こんばんは。お久しぶりです。齶田浦です。

 

 今回は、アイヌ語を学習したい、勉強したいっていう人のために、私が知っている限りの、無料で使えるインターネット上のアイヌ語関係の資料や教材についてご紹介したいと思います。

 

 「…え?なんでアイヌ語?あんた専門秋田弁だろう!」と激しいツッコミを入れる方もあるかもしれませんね。

 

 ええ、実は私、趣味の一環でアイヌ語も細々と勉強しているのです。本当に細々と(というか断続的)なので、もう勉強初めて10年近いのに、さっぱり実力が伴っていませんけどね。ハハハ。

 

 ただ、流石にこれだけ長いこと勉強していると、最近のアイヌ語学習を取り巻く環境の変化には目を見張るものがありましてね。具体的に言うと、10年前に比べると、とにかくネット上に無料公開されてる教材の量が圧倒的に増えました。ってかもう天と地の差です!

 

 それにも関わらず、こういった新しく公開されてきたアイヌ語教材や資料の存在について知らない人も多そうなので、この度、老婆心ながら、インターネット上の無料教材についていろいろ紹介することにした次第であります

 

使えるインターネット上のアイヌ語教材・アイヌ語資料一覧

 それでは早速、とりあえず一覧から示しましょう。

 

 インターネット上のアイヌ語教材やアイヌ語資料としては、今のところ、以下のようなものがあります。

 

 なお、リンクを貼ってありますので、クリックするとそのサイトに飛びます。

 

ネット上のアイヌ語教材でメジャーな物一覧

1.アイヌ文化振興・研究推進機構の「アイヌ語教材テキスト」

2.アイヌ文化振興・研究推進機構及びSTVラジオの「アイヌ語ラジオ講座」

 

ネット上のアイヌ語資料でマイナーな物一覧

3.トピック別アイヌ語会話辞典

4.アイヌ民族博物館の「アイヌ民話ライブラリ1」

5.平取町立二風谷アイヌ文化博物館の「アイヌ語・アイヌ口承文芸」

6.早稲田大学リポジトリの「アイヌ語音声資料」

7.アイヌ語口承文芸コーパス

8.アイヌ民族博物館アイヌ語アーカイブ

9.千葉大学大学院人文社会科学研究科「アイヌ語音声資料アーカイヴズ」

10.東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所の「浅井タケ昔話全集 I, II

 

各アイヌ語資料・教材紹介

 一覧を示したところで、具体的な紹介に入ります。どうぞ、参考にしてください。

 

1.アイヌ文化振興・研究推進機構の「アイヌ語教材テキスト」(https://www.frpac.or.jp/web/learn/language/dialect.html)

 アイヌ文化振興・研究推進機構という独立行政法人が作ったアイヌ語の教材です。音声はないようですが、入門・初級・中級と、アイヌ語の基礎的なものを丁寧に教えてくれる無料公開されているネット上の教材となっています。

 

 この教材の凄いところは、アイヌ語の諸方言について学べるところにあります(日本語に東北方言・関東方言・関西方言・九州方言云々があるように、アイヌ語にもそれぞれの地域で微妙に違うアイヌ語=方言があります)

 

普通、アイヌ語を勉強したいとなれば、沙流方言が圧倒的にメジャーで且つ教材が一番整った方言なのですが、ここの教材は沙流方言どころか静内・十勝・千歳、果ては樺太など、とにかく細かい方言にまで対応しているのです(教える学習項目自体は全部同じ)

 

 まぁ個人的には、現在のインターネット上に公開されている資料から鑑みて、やはり沙流方言の勉強をお薦めしますけどね。

 

2.アイヌ文化振興・研究推進機構及びSTVラジオの「アイヌ語ラジオ講座」(http://www.stv.jp/radio/ainugo/index.html)

 これはご存知の方も多いかもしれません。10年前に手軽にアイヌ語の音声を聞きたいとなったらこれしかありませんでした。STVラジオの「アイヌ語ラジオ講座」。その名の通り、アイヌ語をラジオで勉強できる講座です(といっても今はネットでも聞ける)

 

 このラジオ講座のアイヌ語は、最初期の講座こそ難しいものが多いですが、ここ数年は毎年違う地域のアイヌ語の基礎的な内容を教えてくれるものとなっているので、多分「1」で紹介した「アイヌ語教材テキスト」よりもずっと簡単かつ馴染み易い内容となっているはずです(年毎に違いはあるけれども、物によってはアイヌの歌とかなぞなぞとか文化史とか、そういう豆知識もついでに教えてくれるので毎年聞いてても面白い)

 

 個人的には、一番最初にアイヌ語を勉強したいなら、アイヌ語ラジオ講座の利用をお薦めします。テキストを見たい時は左側のテキストの見たい年度をクリック、音声を見たい時は画面中央付近の「番組を聴く」ボタンをクリックして…という感じですね。

 

 なお、放送されるアイヌ語は年度毎に方言が異なっています。純粋にアイヌの言葉だけを学びたいなら、個人的には、最近の年度の中で沙流方言を扱ったラジオ講座を探してダウンロードし、勉強するのがよいのではないかと思います。

 

3.トピック別アイヌ語会話辞典(http://ainutopic.ninjal.ac.jp/)

 詳しい話はリンク先に載っていますのでざっと説明します。

 

 これは1898年、つまり今から百年以上も前に出版された本『アイヌ語會話字典』を基にして作られたインターネット上のアイヌ語の会話辞典です。

 

 日常会話でよく話題になりそうな「トピック」(例えば、「挨拶」とか「家族」とか「病気・健康」とか。)ごとに、アイヌ語会話においてよく使われる単語やら会話の表現などを収録したものとなっています。

 

 ただしこちらの教材は、アイヌ語の文法などを一通り勉強してからやることをお薦めします。あくまで会話用の例文とか載せてくれている辞書であって、文法の説明など一切ありませんからね。

 

 なお、収録されているアイヌ語は「沙流方言」のアイヌ語です。

 

4.アイヌ民族博物館の「アイヌ民話ライブラリ1」(http://www.ainu-museum.or.jp/siror/contents/Library1_3.html)

 

 これは知る人も少ないでしょうね。アイヌ民族博物館のアイヌ民話ライブラリです。

 

 内容はアイヌ語話者によるアイヌ語の民話で、全25編とかなりのボリューム。しかも日本語との対訳になっていますので、文法を学び終えて単語もぼちぼち分かった段階の人が、「アイヌ語テキストを実際に読みながら勉強したい」となった時には、かなり良い教材となることでしょう。

 

 且つまた音声も無料ダウンロード可能なので、やはり教材として優れています。アイヌ語ラジオでもアイヌ語の音声は聞けますが、ラジオの方はあくまで日本語母語話者が苦労して勉強した結果習得したアイヌ語ですからね。英語教師が日本語訛りの英語を話さざるを得ないように、どうしてもアイヌ語ラジオ講座のアイヌ語も相当程度日本語の影響を受けています

 

 そうした時代にあってこういう、まだアイヌ語を話すことができた世代の人の音声資料というのは、アイヌ語本来の話し方を学び取れる最高の教材となりますので、基礎を終えた人は是非こういったネイティブなアイヌ語に触れて勉強していってほしいと思います。

 

 収録されたアイヌ語は、やはり沙流方言のものとなっています。

 

5.平取町立二風谷アイヌ文化博物館の「アイヌ語・アイヌ口承文芸」(http://www.town.biratori.hokkaido.jp/biratori/nibutani/culture/language/story/)

 詳しい内容はリンク先を見ての通りですが(リンク先の「アイヌ語音声資料報告書事業概要(PDFファイル)」には掲載されている資料についての説明、「口承文芸目次一覧(PDFファイル)」には公開されているアイヌ語資料の目次が書かれてある)

 

昭和44年に平取町の教育委員会からの委託を受けた故萱野茂氏(アイヌ語による国会答弁などで、教科書に載ることもある有名な人)が、当時のアイヌ語沙流方言話者に調査を行い、録音したものをインターネット上に公開したもののようです。

 

 収録されたアイヌ語口承文芸、その数なんと98編。凄まじい量ですね。そしてそのそれぞれに、アイヌ語と日本語の対訳がなされています(PDFファイルの方)

 

 更にもちろん、MP3の方をクリックするとページ内で音声が再生されます。なお、当然のことながらPDF・MP3ともにダウンロードすることも可能です。

 

 昭和44年という時代から見ても分かるように、吹き込んだアイヌ語話者はアイヌ語の達者な方ばかり。超一級品のアイヌ語資料と言って差し支えありません。

 

 4で紹介したアイヌ民族博物館の「アイヌ民話ライブラリ1」と同様、アイヌ語の文法など一通り学び終えた人が触れるべき格好の教材と言えるでしょう。

 

 なお、これもやはりアイヌ語沙流方言です。

 

6.早稲田大学リポジトリの「アイヌ語音声資料」(https://waseda.repo.nii.ac.jp/)

 早稲田大学リポジトリというのは、早稲田大学が大学内で作られたデジタルコンテンツを公開しているサイトのことです。どういうのが載っているかは私も詳しくは知りませんが、このサイトの中に、アイヌ語資料もさり気なく無料公開されているのです。

 

 で、そのアイヌ語資料ですが、サイトに入っただけでは見ることはできません。資料にアクセスするために、以下の手順を踏みましょう。

 

手順:

このサイトの検索窓に「田村すず子」と入力し、表示される順番を「昇順」に、且つ表示結果を100に手直しして検索すると、アイヌ語音声資料という、早稲田大学の故田村すず子氏(『アイヌ語沙流方言辞典』を作成するなどしたアイヌ語学者さん)が集めたアイヌ語の資料を読むことができます。

(一応表示された状態のページのリンクも載せておく。こちらからどうぞ。上の手順を踏めば表示されるページである。)

 

 内容的には、アイヌ語の会話資料と、口承文芸の資料、更には単語資料にアイヌ語教材(アイヌ語入門というタイトルのやつ)までありますが、「アイヌ語入門」は答えも解説も載ってないので、解説してくれる先生がそばにいるという場合でもない限り初心者には使えません(でも文法一通り勉強した人なら答え分かるから一応使える)

 

 学習者としては、アイヌ語入門を除いた90ファイルほどのアイヌ語資料を活用しましょう(全部は大変だから「アイヌ語音声資料選集」というのだけやるというのも手だと思います)

 

 なお、この教材に関しては、確かにアイヌ語と日本語訳、両方載ってはいるのですが、今まで紹介してきたアイヌ語資料と違って、アイヌ語のすぐ横もしくは下に日本語の対訳が書かれている、というものではありません。

 

 アイヌ語でかかれたページの1ページ後に、前のページ分の日本語訳が載っているという感じなので、教材としては微妙に先に紹介した二つのものよりは使い勝手が悪いかもしれません

 

 但し、この資料にはアイヌ語の「会話資料」が載っているという点が非常に魅力的且つ特徴的です(この資料のうち、ワケテさんとサダモさんの資料は、録音機の前で二人が会話しているのを収録したものらしく、自然なアイヌ語の会話が聞ける)

 

 アイヌ語の資料というのは、基本的に、ユーカラ(神謡)やらウウェペケレ(昔話。民話)やらといった口承文芸を中心に収録されてきた経緯があるようで、会話資料というのは現状ほとんど公開されているものがありません。

 

そんな中にあってアイヌ語のネイティブ同士の自然な会話が聞けるこの教材は、アイヌ語会話を実践したいという人にとって非常に有益な資料となるのではないでしょうか?

 

 なお、会話が多いのは「ワテケさんとサダモさん: 沙流方言 会話・単語 : 会話IV」という資料まででですが、これ以降の資料にもたまに会話が挟まったりはしています。

 

 また、このアイヌ語資料のアイヌ語は、やはり「沙流方言」が中心となっています。沙流方言以外の人も若干、資料によっては混じっているようですが、その辺は各資料の話者から判断できるかと思います。

 

7.アイヌ語口承文芸コーパス(http://ainucorpus.ninjal.ac.jp/)

 詳しい説明はリンク先参照(しつこい)

 

こちらはアイヌ語学者中川裕さんが1977年から1983年に収録したアイヌ語資料がネット公開されたものです。予定では40編分くらい公開する予定のようですが、2018212日時点ではまだ10編分くらいしか公開されてないようですね。

 

 内容的には、やはりアイヌ語の口承文芸がアイヌ語と日本語の対訳で載せられているもので、もちろんテキストも音声もダウンロード可能。

 

 ここまでは今まで紹介してきたアイヌ語資料とほぼ同じなのですが、このアイヌ語コーパスは、今までのアイヌ語資料とは若干違うところがあります。

 

 すなわち、対訳のところが頗る丁寧且つ、テキストを表示したままそのページ内で音声を再生できるという点です。

 

 もともとこのサイトは、アイヌ語の学習に役立つように整備されたものでもあるようで、そのため、他のサイトに比べて比較的勉強しやすい感じになっています。

 

 その最たる特徴が、対訳とともに「単語説明」&「文法説明」がある程度なされているところです。

 

 このサイトは、正式名称は「アイヌ語口承文芸コーパス 音声・グロス付き」となっているのですが、グロスというのは要するに註釈のことです。

 

 つまりこのサイトの日本語訳は、ただの対訳にとどまらず、解説する文の中にある単語の意味やら単語の構成要素やらまで含めて(最小限の言葉で)説明されているので、学習者にとってはかなりとっつきやすい教材にもなっているわけです。

 

 まぁその註釈の読み方で「むしろ混乱する」という人も出てきそうなのですが、それを抜きにしても単語の意味と文の音声を読みながら確認できるというのは大きな強みです。

 

 個人的には、アイヌ語の基礎的な知識をつけた人が最初に取り組むべきはこの「アイヌ語コーパス」が最適ではないかと感じますね。

 

 なお、収録されているアイヌ語は、やはり「沙流方言」のものとなっています。

 

8.アイヌ民族博物館アイヌ語アーカイブ(http://ainu-web.placo.net/)

 ここのサイトは、これまで見て来たアイヌ語資料とは一線を画するかなりぶっ飛んだサイトです。

 

 まず、このサイトでは、これまで紹介してきたようなサイト同様、独自のアイヌ語資料を公開しています。

 

 また、アイヌ語の音声とアイヌ語のテキストも見たり聞いたりできます。勿論日本語アイヌ語の対訳です。

 

但し、このサイトの場合は、PDFファイルやMP3ファイルでダウンロードすることはできないようです。あくまでもサイト上で音声を聞き、サイト上でテキストを見るという感じのようですね。

 

ここまではまぁ、今まで見て来たサイトとそこまで大きな違いはないでしょう。ただ。凄いのはここからです。

 

 実はこのサイト、アイヌ語の「辞書」としての機能まで有しています。しかもかの有名な『アイヌ語沙流方言辞典』『萱野茂のアイヌ語辞典』知里真志保著『分類アイヌ語辞典 植物編・動物編』をアップしたものらしく、分からない単語を検索窓で検索すればこれらの辞書に載っているその単語の意味を一発で見ることができるという破格の性能。

 

 サイトの説明によると、ちゃんと著作権者の許可を得てアップしているらしいですが、この辞書機能は凄まじいですね。アイヌ語の辞書なんてマニアックなもの、買おうとすれば数万円は軽く飛びます。

 

 それを無料で利用できるというのは、これ以上ない学習の友となること間違いないでしょう。初学者、中級、上級者問わず活用できる極めて便利なサイト。覚えておいて損はないと思います。

 

 なお、アイヌ民族博物館アイヌ語アーカイブに書いてある通り、各辞書の著作権はいまだに存在していて、もちろん放棄されたものではありません著作権法に準じた使用をお忘れなく(つまり、辞書内の内容を勝手に転載したり複製したりするのはアウトってこと。あくまで個人使用の範囲内で活用しよう)

 

 なお、このサイトで公開されているアイヌ語資料は、やはり沙流方言のものです。

 

9.千葉大学大学院人文社会科学研究科「アイヌ語音声資料アーカイヴズ」(http://cas-chiba.net/Ainu-archives/tales/index.cgi)

 アイヌ語の音声資料をネット上に公開してくれている千葉大学大学院のサイト。

 

 現状は、公開されている資料はまだたった1つだけです。ネット上で読むタイプのアイヌ語資料で、アイヌ語と日本語訳の対訳が基本です。注を表示させることもできます。ここまでは割と便利ですね。

 

但し、音声の方はやや難あり。パソコンの環境によっては音声を再生できません。MP3ファイルでも一応ダウンロードして再生できますが、音声データの一括ダウンロードではなくて、表示されている文だけの音声なので、正直MP3ファイルの活用はあまり現実的ではないですね。

 

 まぁこちらのサイトについては、今後どの程度収録資料が増えるかにもよりますね。とりあえず、こういうサイトもあるよっていうことだけ伝えておきます。

 

 なお、やはりこれも沙流方言の資料です。

 

10.東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所の「浅井タケ昔話全集 I, II

(http://www.aa.tufs.ac.jp/~mmine/kiki_gen/murasaki/asai01.html)

 

 こちらもアイヌ語と日本語の対訳がなされたアイヌ語の資料で、量もかなり多い方ですが(54)、実は、今まで紹介してきた資料とは相当の違いがあります。

 

 すなわち、方言の差です。これまで紹介してきたアイヌ語資料は、そのほぼすべてが沙流川流域で話されていた方言「アイヌ語沙流方言」でしたが、このサイトのアイヌ語資料は、すべて「樺太アイヌ語」の資料です。つまり、アイヌ語樺太方言ということですね。

 

 アイヌ語の方言というのは、基本的にはそこまで大きな方言差はないと言われていますが、樺太アイヌ語については別格です。

 

 北海道のアイヌ語だけをいくら勉強しようとも、樺太=サハリンのアイヌ語についてはさっぱり理解できません。日本語に例えていうなら、標準的な日本語話者が東北や九州の方言をある程度理解できても、沖縄の言葉(うちなーぐち)を聞いたらまず理解できないのと似たようなものです。

 

 そんなわけで、こちらの資料に挑みたい人がいるのなら、まずは樺太アイヌ語についてちゃんと勉強してから挑みましょう。

 

 一応、樺太アイヌ語については、1で紹介したアイヌ文化振興・研究推進機構の教材の中にもありますので、文法の理解はある程度可能です。

 

 但し、樺太アイヌ語の辞書については、ネット上の辞書はおろか、書籍版ですら存在しないので、2018212日の現時点においては、よほどの理由がない限りは、今のところ、手を付けない方がよいかと思います。

 

 なお、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所の「浅井タケ昔話全集 I, II」は、音声の方は、文毎にMP3ファイルをダウンロードする形式になっているので、やはり学習用としては利用が難しいですね。

 

終わりに

 以上にて、アイヌ語の勉強、すなわちアイヌ語学習に役立ちそうな使えるインターネット上のアイヌ語資料についての紹介はおしまいです。

 

 ご覧になれば分かるように、量も質も、「なんでこんなん無料なんだ?」ってレベルの物が多いですよね。おそらく資料の多さ敵には、日本のどの方言よりもアイヌ語の方が恵まれているでしょうな。これも先人たちと学者と、他ならぬアイヌの方々の努力あっての賜物なのでしょう。

 

 アイヌ語は、10年くらい前までは、本当に教材を見つけるだけでも一苦労という時代でしたが、今やインターネット上に良質な教材が沢山出てきています。

 

 公開されている資料の大半は沙流方言のアイヌ語なので、今の学習者は迷わず沙流方言のアイヌ語を勉強されるのでしょうが、ひと昔前までは手に入る教材ごとに方言が違うとかいう苦労もあったものです。いやはや、時代は変わるものですな…。

 

 ともあれ、今回はこの辺で失礼します。本業の秋田弁の方は、なかなかに、色んな意味でゆとりのない生活が続いております故、しばらく休業させていただいております。ご容赦くだされ。

 

 ではまたいつか。へばな!

 

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